2012年7月10日火曜日

ロッドビルディング その3 ガイドの取り付け

今回はガイドの取り付けです。

ガイドの位置はロッドのロッドのベンディングカーブを見ながら、
「感覚」で決めています。
メジャーは前職で使っていた「尺メジャー」。
尺貫法のほうがガイド位置がしっくり決まります(私だけでしょうが・・・)


ガイドはボンドで仮止めします。
仮止めしたままスレッドを巻いてしまいます。
接着力の弱いボンドなので、スレッドを巻いた後でも調整できます。


ラッピングの途中。
抜き糸、化粧糸(金糸)、写真だと複雑に見えますね。


スレッドを巻き終えた状態。


ロッドを専用モーターに取り付けます。
ゆっくり回転します。


スレッドのコーティングには2液性のエポキシを使います。
検量には調理用の「さじ」を使っています。


ロッドを回転させながら、エポキシを「のせる」感じで塗ります。


塗ったエポキシには気泡が溜まるのですが、
アルコールランプの熱を近づけて、
気泡を膨張させて破裂させるようにして、
気泡をなくします。

その後、24時間かけてエポキシの硬化を待ちます。
(その間ロッドはモータで回転させておきます。)


荒雄アングラーズミーティング   By 大森さん

イベント開催までには、まだ3ヶ月ほどありますが、イベントの基本的な情報をアップします。

・日時
2012/10/13(土) AM10:00~14(日) PM16:00

・参加者の集合時間など
10/13 AM8:00 テントやブースの設営をやりますので、よろしくお願いします。
14日はイベント終了後撤収作業を行います。

・費用など
イベント自体の参加費はありません。ただし、荒雄湖畔公園の使用料として1人¥500プラス東日本大震災への募金として¥100以上お願いします。(募金は「NPO法人 鬼首山学校協議会」を経由して被災地に役立てていただきます。)
お客さんとして来て頂ける方は、もちろん無料です。お誘い合わせの上お越し下さい。

NPO法人 鬼首山学校協議会

・宿泊について
荒雄湖畔公園は、キャンプ場ですので、テント泊もしくは車中泊オッケーです。料金は、使用料に含まれます。
野宿がイヤという方は、近くにペンションや旅館がありますので、ご自身で手配して下さい。その場合、使用料の¥500は頂きませんので、募金のみお願いします。

・食事について
食事は、各自用意して下さい。KINEYAさんがフードコートを開設してくれるということなので、そちらで食べることも出来ると思います。(朝食からは難しいかな?)

・親睦会
13日夜、参加者の親睦会としてバーベキューをやります。BBQグリルや、食材、飲み物などは各自持ち寄りとします。皆に飲ませたい、食べさせたいと思うモノを持ち寄って楽しくやりましょう。

・ゴミの持ち帰りについて
BBQのゴミその他は、各自が持ち帰って処分して下さい。

・出展について
クラフトものなどの展示・販売は自由に出来ます。事務局で手数料をもらうこともありません。展示ブースに必要なテーブルや椅子などは、山学校から借りることができますが、持参して頂いても構いません。

・参加者って?
今回のイベントには、クラフトマンの展示以外に、釣り人の方にも参加して頂きます。その参加者と、イベントのお客さんはどこが違うの?となりますが、荒雄湖畔公園に泊まって親睦会に参加する人が参加者になります。お客さんとして来た人も、親睦会に参加して泊まったら参加者ってことになりますね。(笑)

・企画について
両日とも、参加者が集まってなにかする時間を作ろうと思います。
2日目は、JSCの協力でキャスティングトーナメントを開催します。1日目はオークションという話が出ていますが、今のところ未定です。

現時点で決まってることはこのくらいです。参加表明や質問などは、メニューにあるメールフォームからどうぞ。 
参加者される方、参加してみたいと思ってる方、お客さんとして行ってみようと思ってる方で、ホームページやブログをお持ちの方は、イベントの紹介を是非お願いします。m(__)m

2012年7月7日土曜日

初めてなので・・・

スクールロッドのブランクとパーツが届きました。 色つきの塗装は無理なので金銀の顔料を吹き付けて、この上に下地塗装をする予定です。 基本パーツは支給されたものを使いますが、遊び心が欲しいので金具だけメッキしちゃいました。 スレッドはCPで色止めする予定です。

ロッドビルディング その2.5 コルクの補修

グリップのコルクに「抜け(へこみ)」があるので、補修します。
(この「抜け(へこみ)」が少ないコルクほどグレードが高くなります。)

写真ではわかりにくいですが、かなりコルクに抜けがあります。

「抜け」の穴埋めに使うのは写真の木工用パテ。
そのままでは硬いので、水で溶いてから使っています。

「抜け」にといたパテを爪楊枝で埋め込みます。
少し「もる」のがコツです。

400番の紙やすりでパテを削り、平準化します。

パテは水溶性なので、
そのままでは釣りに使っていくうちに溶けてしまいます。
そこで、ミスターカラー(スーパークリアつや消し)で
パテの部分のみ、コーティングします。

作業が終わった状態。
補修の後が目立ちますが・・・

濡らしてみると、ほとんどわからなくなります。
コルクは乾いた状態と濡れた上体では色が変わるので、
補修のパテの色はどちらに合わせるかが、悩ましいところです。


2012年7月5日木曜日

ロッドビルディング その2 グリップ

その2はグリップ・リールシートの取り付けです。


パーツは「ありもの」を有効利用することにしました。

グリップ・リールシートの穴が大きめなので、タコ糸でかさ上げします。

接着は2液性のエポキシ接着剤(30分硬化)を使用します。

接着剤を塗ってグリップ・リールシートを差し込んだ後、
コルクのリングでグリップを延長。
圧着して接着剤の硬化を待ちます。

ハンドドリルでロッドを回転させて、グリップを成型します。


グリップとリールシートの取りつけが終了。

2012年7月3日火曜日

ロッドビルディング その1 塗装

カーボン・フライ・ロッド、ビルディングを順を追って紹介します。

ブランクは7ft #4 2P (写真は2本分です)

ブランク表面は無塗装、サンディングされています。
このままでは見た目が悪いだけでなく、傷がついて折れやすい状態です。

そこで2液性のウレタン塗料で塗装します。
発色を良くするために、下地に銀色を塗ります。

塗装方法は「しごき塗装」
ポリ容器を改造した「しごき器」に塗料を入れ、
しごき器の底に設置したゴムでしごきながら塗装します。

銀色を塗装した状態。

その上から赤色を塗装しました。
本来なら、もう一回塗装して赤色を濃くするのですが、
写真でもお分かりいただけるかもしれませんが、
「メタリック・レッド」
のようになったので、今回はこれで塗装を終了します。