2011年12月31日土曜日

テーパーリーダー「イーアン」を発見しました

中古屋さんでイーアン(テーパーリーダー)を発見。以前ブログのコメントで話題になったこともあって、思わず買い求めました。
このリーダーは20年以上も前に販売されていたテーパーリーダーの草分け的存在。パッケージを見るとmade in Japanの文字が・・・。
あの品質が日本製だったなんてショックでした。
その品質とは、
パッケージに突っ込みを入れながら説明します。
MAXIMUM STRENGTH
・・・よく、ブチブチ切れましたけど・・・
MINIMUM STRETCH
・・・巻き癖はほとんど取れなかった記憶が・・・
POSITEIVE TURNOVER
・・・そんなにターンしたかな?・・・・
現在の市販テーパーリーダーに不満の方、
イーアンを使うと、
どれほど贅沢を言っているのか、実感できますよ!!

2011年12月8日木曜日

Two Butt

 2ティップというのは良くありますが、この竿はバットセクションが2本あります。まあ、後から1本作り直したわけですが。(グリップを見ればどっちが後から作ったかは一目瞭然ですね。)
 2ピースロッドと3ピースロッドを同じテーパーで作った場合、フェルールの位置の違いから、全く違うアクションの竿になります。その差を埋めたいと思って、テーパーをあれこれいじってるわけですが、これがなかなか思うようにいきません。
 この竿は春頃に作って、今シーズン釣りにも使い、「まあこれなら・・・」という感触を持っていました。その後、10月の京都のイベントで、何人かの人に振ってもらって、改良すべき点を指摘してもらったのでバットセクションのみ新しく作りました。もしイベントに参加してなかったら「なんかイマイチだけど・・・まあ良いか」ってなってたでしょう。
 バットセクションは、グリップもリールシートも付きますから、竿の中では一番高価なセクションになります。それで試作失敗したら痛いですから、パーツを付ける前に試し振りして、少なくとも元のバットよりは好みになってるのを確認してから仕上げました。「too bad」にならなくて良かったです。(笑)
 2本のテーパーは数値にすると対面幅で最大0.15ミリ程しか違いません。今回は上手く違いが出ましたが、いじるポイントによっては、それほどの差が出ない可能性もあります。もし、予想通りの変化が無かったら、苦労は水の泡・・・テーパーの微調整は精神的に良くありません。(苦笑)