ノードレスロッドは、竹の節を切り落とし、短い竹片をつないで作ります。
右の写真はそのつないだ位置のアップです。バットはほとんどつなぎ目が見えませんが、左のティップには斜めに色の違う所があるのでわかると思います。
今回の竿は7'10"とちょっと長めです。つないだ竹片は1スプリット当たり4本。都合48本の竹片をつないだことになります。
僕はつないだ位置が目立たないようにしたいと思うのですが、火入れ時に色が付いてしまったりして、このように目立ってしまう所が出来てしまいます。できればつなぎ目全部が目立たないようにしたいものです。
ノードレスロッドは、節が無いので、見た目が凄くスマートで綺麗なブランクです。が、その美しさは作られた美しさとでも言いますか、やはり自然の美しさとは異質のものだと思います。竹は節があってこそと思いますね。
じゃあなんで節無しの竿を作るの?と言われそうですが、これにはやむにやまれぬ事情がありまして・・・ノードレスは真竹でしかやりません。真竹は竹によって加熱したときに節が黒ずんでしまうものがあります。どういう竹がそうなるのかがわからないので、黒ずむかどうかは火入れしてみないとわからないんです。なので、思い切って節を取ってしまえ!という訳ですね。何が何でもノードレスって訳じゃないんです。と言うか、やらずに済むなら普通に節有りの竿作りたいです。だってその方が楽ですもん。(笑)