2012年2月27日月曜日

Fly Fishing 原理 その前に

「ニューテンカラ」

この言葉を最初に聞いたのは1990年ごろだったと思います。

関東のロングリーダー(当時は15ftぐらいで超ロングリーダー)のエキスパートに、
「そんなにリーダーが長いのなら、フライラインなんて要らない、ことありません?」
と聞いたところ、

「いくらリーダーが長くても、リーダー以上にフライラインを出して釣るのがフライフィッシング。つまり、それだけ魚との距離をとっているから、スレた魚も釣れるんだ」
と、生意気な学生だった私を諭してくださいました。

付け加えて、
「ロングリーダーで、フライラインがほとんど出していないのはフライフィッシングじゃない。そういうのを ニューテンカラ って言うんだ」
とも教えてくれました。

それ以降、プロ、アマ問わず、エキスパート級の先輩方からは、
同じような返答をもらいました。

そりゃ、そうです。

フライロッドはフライラインの重さで仕事をするように作られているわけで、
だから、
「ライン番手」が表示されているのです。

ちなみに
「ロッドの番手」は、アメリカの基準、つまり世界基準では
ロッドの先端から9mのラインを出した状態が
適切な負荷であるように設定されています。

たまに、9mのラインを投げるのが「しんどい」ロッドを見かけますが・・・

まさに、「ニューテンカラ」ロッドです。

5 件のコメント:

  1. それをメインで紹介してるFly 雑誌があるって事かな?
    「日本式」とか 言うんやろね 

    Fly fishing 的には 遊びなんだから「カッコ良くて楽しい」
    まあ 生理的に合わないでけですが・・・

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  2. 今のFly雑誌は方向性がよく分かりません。
    アメリカのようにアウトドア・ライター、フィッシングライターというのが存在しない(できない)からでしょうかね?

    ただ、編集者と話をしていると
    「カッコ良さ」よりも
    「たくさん釣れる」ことを重視しているように感じます。

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  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  4. 各々の人が「ナニ」を「どうしたいか」?
    がスタイルですからね♪
    スタイルは人それぞれ、楽しみは自分で見つけるもの!
    そのための提案をするのが雑誌や媒体のはずなんだけど…

    正直に申し上げて、無料で送ってくるPatagonia のカタログ以下。

    あ、そうか、Patagonia のカタログの方がお金かかってるもんね(笑)
    失礼いたしました
    m(__)m

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