2012年4月12日木曜日

なおとくん、お答えありがとうございます。
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皆さんにわかりやすいように、
もう一度、写真を掲載し、その下に名前を記入します。
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*注* 写真1枚で判定してもらているので、
異なることがあるかもしれません。
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水生昆虫に限らず、生物の「同定」にはたくさんの資料が必要です。
なおとくんの説明にはその点も配慮されています。
学術論文を読み込んできた、なおとくんならでは、と関心させられます。
ナミヒラタカゲロウ(スピナー)

マエグロヒメフタオカゲロウ(スピナー)
(そう言われれば、前足が黒いですね。
これが名前の由来ですかね?)
オオクママダラカゲロウ(ダン)
(現在発売中の「フライロッダーズ」に特集があります。)
ナミヒラタカゲロウ(スピナー)の大群。
この数がアマゴの成長を支えてるのですね!

2012年4月11日水曜日

ヒメフタオカゲロウ属について





ヒメフタオカゲロウの代表種3種の幼虫を紹介しておきます.
まずはヒメフタオカゲロウ.特徴はまず色が濃く黒っぽい.最末端の尾節が黒いです.しっぽの黒い部分が微妙に長いように見えますが,個体差もあります.よどみに多く見られます.
マエグロヒメフタオカゲロウ.尾節最末端が白です.やや淡色で,この3種のなかでは一番特徴がありません.ヒメフタオとマエグロは,腹部の色分けが白黒はっきりしていて,その最末端と2番目の尾節の色で見分けられます.ちょっと流れがあるところを好みます.
キョウトヒメフタオカゲロウ.まず,赤っぽいです.その中でも全身が赤いタイプと,エラだけが赤い色抜けタイプがいます.腹部の色分けはあまりはっきりしておらず,赤だったり,グレーに赤い模様だったりします.時々,エラまで全部グレーの個体もいるようです.キョウトはマエグロと同じところからもっと流れのあるところにも住みます.
なおと

お答え3-2



ご質問の3番目の写真.おそらく,オオクママダラカゲロウのダン(メス)と思われます.オスの写真しか持っていません.オオクママダラカゲロウは水面羽化が有名ですが,水中羽化もします.脚が丈夫そうなカゲロウですが陸上羽化はしません.フライフィッシングでは重要種とされていますが,僕もそう思います.手頃な大きさで個体数が多く,流されやすいからです.
4番目の写真は,フサオナシカワゲラ,かと思います...でもあまり自信がありません.オナシ系は分類が進んでいないので,未記載種と記載種の区別が不可能なことも多く,しかも形態では区別出来ず,生態で区別しなければならない場合もあります.そういう状況がさらにオナシ系の分類を遅らせる要因になっているようです.ウチの方にも似たような形態のがいます.オナシ系のハッチ形態は実に微妙です.カワゲラなのに水面羽化をすることがあります.羽化時は黄色くて羽を立てているのでカゲロウに間違われることもあります.
なおと
(写真の位置決めが出来なかったので,文面から推察して下さい.すみません.)

お答え3-1




窪田さん.春らしい虫達がたくさんいたみたいですね.水や空気の冷たさや,ごつごつした石の感触まで思い出されます.なおとからお答えさせていただきます.なおと父.
ご質問の1番目の写真.ナミヒラタカゲロウのスピナーです.前回の記事と同じですので割愛します.
2番目の写真.マエグロヒメフタオカゲロウのスピナーだと思います.マエグロヒメフタオカゲロウのダンは羽に茶色い模様のある早春のカゲロウの代表種です.有名な割に案外見かけることは少ないので写真はありません.そっくりな偽物?が何種かいます.まず,キョウトヒメフタオカゲロウ.こちらはバイタリティーがあるカゲロウで,源流から中流まで,広範囲に棲息しています.近所の水路にもいます.幼虫から成虫までそっくりなので,インターネット等でマエグロと紹介されているダンの半分以上はキョウトヒメフタオカゲロウです.見分けのポイントは脚の色合いが白っぽいのがマエグロ,赤っぽいのがキョウトなのですが紛らわしいものもいます.クロタニガワカゲロウのダンも茶色い模様の羽を持つ早春のカゲロウです.特徴は,シャベル状の頭です.こちらは源流から上流域に限定されます.また,水中羽化なので,魚に補食される率が高いことが予想され,前2種よりも釣りには重要と思われます.
なおと
(写真の位置を決めることができなかったので,文面から推察して下さい.すみません)

2012年4月10日火曜日

本日の京北の渓流

今日は暖かく、虫もものすごい数がハッチしていました。
大き目の淵の淵尻ではライズも何回も確認できました。
最大は25cmありました。
この支流では稚魚放流しか、していないそうなので、
半年でここまで大きくなったのでしょうか?
そうだとしたら、豊かな渓流ですね。
水生昆虫の量もかなり多いようです。
そうそう、
アタリフライは前回のタイイングスクールで巻いた
エルモンヒラタカゲロウ・ダンです。
エルモンらしき成虫も確認できました。

なおとくんへの公開質問状 その3

本日(4月10日)、京北の渓流ではたくさんの水生昆虫がハッチしていました。
また、写真の虫の名前を教えてください。
ものすごい数の成虫が飛んでいました。サイズは#12~#10とかなり大きいです。


これはナミヒラタカゲロウですよね。

これはアカマダラかな?



2012年4月9日月曜日

開催まであと少し


本日は、4月28日から行うイベント「ウッドスティック京北」のため 打合せと会場の確認を行いました。
名神高速 “京都インター” より、車で1時間程の所に位置し大阪からも比較的近く、上桂川にほど近い「京都府ゼミナールハウス」が会場です。
京都府ゼミナールハウスは公共の宿となっており、
研修施設なので 展示会には最適な環境です。


こちらが展示会場です。
会場を出ると キャスティングコートがあります。





近くを流れる渓流も視察。
綺麗なアマゴが釣れる桂川上流域
日当たりのよい支流を見てまわりましたが

今年は季節がゆっくりなので、
フライマンにはこれからが良いシーズンですね。


◆◆お知らせです◆◆
ウッドスティック京北では
まだまだ出展者を募集しております。
ロッドや、リールなどのクラフトマンの
ご参加希望の方を募集しております。

※一般参加も宿泊可能です。
ご希望の方はお問合わせください。

お問い合わせは;KINEYA 奥居まで
info@kineyatackle.com
075-854-7220