2011年11月3日木曜日

マスタッド9672を例に


上がTMC5263#6、下がマスタッド9672#6です。
マスタッド9672では赤矢印からベンドにかけて「平打ち加工(フォージド)」がされているのがお分かりいただけるかと思います。
TMC5263でも同じように平打ち加工されているのですが、その境界線が滑らかになっているので、実物を見てもわかりにくいです。
カタログによると平打ち加工は、
「フックの軽量化」
「フックの強度アップ」
のためだそうです。
次はポイント(針先)のアップです。
下のマスタッド9672はポイントが甘い、
というよりか、これでは・・・・ですよね。
それでも当時はそんなことお構いなしに、
針先を研がずに使っていたものですから
「フッキングが甘いのはロッドのせい?」
なんて、見当違いをしていたものです。
一応、マスタッド9672の針先は三角形になっており、
今になって考えると
釣り人が研ぎ易いように配慮されていたんでしょうね。
予断ですが、「ケミカルシャープポイントは研いでも針先が出ない」なんて話を良く聞きますが、私は根ガカリ等でポイントが甘くなると研いでいます。
2回ぐらいなら大丈夫ですよ。

4 件のコメント:

  1. 平打が軽量化・・・
    ボク的には バイスにセットしやすくしてあるんだと思っていました 
    フライが 矢印のあたりで真っ二つになった覚えが 2度ほどあります 
    叩いてから熱処理をしてると思うのですがね〜

    確かに TMC が出た当時「良くかかる」って言いましたね 
    その後発売された各社のフックも「良く浮く(軽い)(細い)」「ポイントがシャープ」 とか〜  フライ用の針だから当然ですがっ/

    「◯◯巻いたらカッコ良い」てな売り文句のメーカー出ないかな・・・

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  2. フォージドってそういう意味だったんですね。
    初めて知りました。(苦笑)

    しかしポイントの拡大を見ると、その差は歴然ですねぇ。
    フックシャープナーって必要なの?なんて思ってたんですが
    こういうハリを使うとなると、重要なアイテムだったってことですね。

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  3. 奥居さん

    出てきますね~ マスタッド「負」の伝説!
    日本製のフライフックから始められた方には
    想像もできないトラブルがまだまだありましたよね。


    bigforestさん

    フォージドの意味はそうだったと記憶しています。
    奥居さんの見解もあると思います。

    フックシャープナーは今でも重要アイテムですよ。
    「ポイントが甘くなったらフライを捨てて、
    新しいフライに交換」と職業柄言いたいのですが、
    私自身、2,3回は研いでフライがボロボロになるまで使っています。

    フックシャープナーよりも「重要なアイテムだった」
    アイテムに
    リーダーストレッチャーがありますね。
    リーダーをゴムで挟んで巻き癖を無理やり伸ばす。
    ナイロンに摩擦熱を与えると強度が落ちるので良くないのですが、そこまでしないと伸びなかったんですよね
    「イーアン」とか。

    「イーアン」・・・奥居さんをまた刺激しそう・・・。

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  4. そもそも リーダーは 暇に飽かせて作ってたからな〜 
    そんなボクでも 京都では 第二世代ですらね・・・
    じいさん達は今 何してるんやろ? 
    イーアン 昼頃にようやく延びたかな〜 
    袋のプリントがよく解けた・・/
    だいたい 古い人曰く 
    「スポーツなんだから 的確にポイント付近に落として即釣る!」
    「ロングリーダーなんて邪道じゃ!」
    「リーダーは71/2f で十分事足りる」 
    作るのが めんどくさかったせいもあるけどね

    ぼくも その派です 

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