2011年10月4日火曜日

小さなガイドをめぐる大きな問題。



6フィート程度のルアーロッドでガイドを7個つける。
細長いブランクに金属製のガイドは相当目立つ存在である。

私がよく使ったのはアメリカの古いロッドに付けられていた
Perfection社やMildrum社の金属製ガイドであった。

しかし、ポリエチレン繊維で作られたPEラインが出現すると
金属製ガイドに傷をつけるようになった。
安全なガイドは富士工業製のSICリングが入ったガイドしかない状況であった。

性能はいい。
でも、色気がない。
だから作ってくれる人を探すことにした。


細く薄い真鍮板を曲げ、SICリングを包む。
ステンレス製の針金を手で曲げ、リングを支える足を作る。
真鍮で包まれたSICリングとステンレス製の足をロウ付けで接着する。
そこまで作ったものをメッキにかける。

この工程を日本で行っている。

ガイドは小さなパーツである。
しかし、イメージの合わないものは使えない。

ないものは作る。
難しいことだけど、不可能ではないのだ。

1 件のコメント:

  1. 物作りに 間に合わせはいけませんね すばらしい!
    あっ! 入れましたね 
    どんどん物作りについて ほざいて下さい!

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