正確なキャストはロッドを真っすぐあげ、真っすぐ下ろすことによって実現する。
言葉にすればとても簡単なこと。
しかし、この簡単なことを出来る人は少ない。
特にベイトキャスティングリールを使う場合が難しい。
基本としてリールを90度内側に傾けて投げる。
構えの時点で90度になっていてもロッドを振り上げる段階で開き始める。
次に90度に戻そうとして絞る動きが入ってしまう。
結果、狙ったポイントに入らない。
これはグリップが悪いのだ。
現在、主流のグリップは軽量化を最優先して開発されている。
軽くすれば、楽なんだからみんな幸せ、という発想ではないだろうか?
しかし、キャストをする人間の手首は進化していない。
キャストの基本は昔から変わらない。
手首をリラックスさせた状態で90度に傾けられるグリップが必要なのだ。
キャストの始まりから終わりまでリラックスした状態が維持されるグリップがいい。
手本はあった。
アメリカのフェザーウェイト社が作っていたチャンピオングリップである。
リールを乗せる部分がロッドより下にくる設計がよかった。
そういうグリップをオフセットグリップというが、他社の同じようなグリップに
比べても下がり方が大きかった。
それがよかった。
しかし、50年以上前に基本的な設計をされたグリップである。
現代に使うには、いろいろと問題があった。
だから、私たちが作った。
フェザーウェイト社の設計者が今も生きていたら、こういうグリップを作っただろう、
という想像を基準に設計した。
釣りをしていないときには愛着を感じ、釣りをしている最中には存在を忘れる
グリップが望ましい。
何にも考えず正確なキャストが出来るグリップが最高なのだ。
そのグリップが所有感を満たせるものであれば尚更いい。
今更ですが 強い信念を持って活動しているのですね・・・
返信削除私の行き着く所は おそらく「思い込みを形にする」でしょう
いくつもの通過点を越え お互いの「思い込み」に向かって 雄々しく進みましょう〜〜〜〜