特徴的な美しい色とその大きさからフライフィッシャーにはよく知られた虫です.ヒラタカゲロウ科の虫はとうていフライではどうしようもないような激流や垂直に落ちる落ち込みの壁などに棲んでいるものが多いので,生息場所が釣り人にマッチしているのも有名な理由のひとつだと思います.目立つ割に集中ハッチに出会うことは少ない種です.
ハッチ期間は春先がメインですが,非常に長く12月まで確認したことがあります.よく似た近縁種がいるみたいなのでそれを見ているのかも知れません.幼虫時代は典型的なクリンガータイプのニンフです.石の表面の藻類をかじり取って食べます.ダンの大きさはフックサイズにして#10-12くらい,ダイレクトハッチです.
とても美しい昆虫です.
コクブン
(写真はクリックで拡大します)
写真 きれいですね〜
返信削除私グリーンのパラシュート#12が得意なんですが 納得です!
こうやって見てみると、ポッテリとしたお腹は食べ応えありそうですね。
返信削除メイフライ系のボディは、スリムに巻き上げるものと思ってましたが、こういうのをみると、必ずしもそうでは無いというのがわかります。
そうなのよ! CDCポッテリまとったグリーンのパラシュート好きでした
返信削除幼虫の体の中にも「緑色」があるのですね。
返信削除写真、本当にきれいですね!
成虫の写真なんか雑誌の表紙にもなりそうです。
みなさんありがとうございます.たぶん,お腹のグリーンは卵巣の色で,成虫になったら緑色の卵塊をつけて飛ぶんでしょうね.この虫へのライズだけは水面をたたいてやめさせたくなる自分です.コクブン
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